皆さん普段香水って付けてますか?
学校や職場の規則で禁止されている方も、休日の外出やデートではファッション感覚で付ける人も多くいらっしゃると思います。
「カッコよくなりたい」とか、身だしなみに気を使っている方もいるでしょう。
㈱Grillの調査によると、2人に1人が『香りで第一印象が変わった事がある』と回答しています。
20~40代の全世代では、2人に1人が『香りで第一印象が変わった事があるか』という問いに対して「はい」と回答しています。
また30代、40代と年代が上がるほどその傾向が強くなり、半数以上の58%が「はい」と回答しました。
欧米では古くから身だしなみとして香水の文化がありましたが、今や日本でも香水を付ける人は珍しくありません。
香りは目に見えないものですが、それ以上に印象に残るものです。
香水を上手く使う事で、あなたの印象を上げる可能性を秘めています。
『上手く』というのがポイントで、下手な付け方をしてしまうと逆に印象を悪くしてしまう可能性もあります。
デートにつけていく香水は、つけすぎないことがポイントの一つです。
ほのかな香りを長く持続させる事がベスト。相手の不快にならない香水の付け方と、デートで香りを長持ちさせるコツや超おすすめの香水の付け方などについて説明していきます。
Contents
【前提知識】香水の種類
一口に香水と言っても、いくつかの種類に分けられます。
その種類によって香りの強さだったり、持続時間が全然違うので、まずは香水の種類について把握しておきましょう。
香水の種類と持続時間
香水は、『アルコール・香料・蒸留水』によって作られています。
その中に含まれる香料の濃度によって、香りの持続時間が変わってきます。
下図のように香料の濃度が高い程香りが長く持続し、反対に香料の濃度が低い程香りの持続時間が短くなります。
種類 | 香料の濃度 | 持続時間 |
パルファム | 15~30% | 5~12時間 |
オードパルファム | 8~15% | 5~7時間 |
オードトワレ | 5~8% | 2~5時間 |
オーデコロン | 3~5% | 1~2時間 |
それぞれの特徴と注意点をまとめます。
種類 | 特徴・注意点 |
パルファム | 一番香料の強い香水。少量で強く香るため、付け方に慣れるまで少し時間がかかりそう。
数滴を軽く付ける程度で問題ない。 |
オードパルファム | 香りの強い「パルファム」と比較すると少し香りは薄まるが、持続時間はある程度長いため使いやすいという声が多い。
価格も「パルファム」よりお手頃。 |
オードトワレ | 香料濃度は低めなので、さりげなく香らせたいシチュエーションにおすすめ。
メンズの場合はこの「オードトワレ」が多い。 |
オーデコロン | 一番軽い香料で軽く香るイメージ。持続時間が短いため香りの変化もあまりない。そのため気分転換したい時にさっと付ける場面に生きてくる。 |
自分が持っている香水がどこに分類されるのかを把握して、付ける量や時間を意識しましょう。
また時間経過とともに、香り自体も変化していきます。
その時間の経過とともに変化する香りにそれぞれ呼称があります。
付け始めの香りが『トップノート』、少し時間が経った時の香りが『ミドルノート』、香りが消えるまでの最後の時間の香りが『ラストノート』と言います。
名称 | 時間 |
トップノート | 5~10分 |
ミドルノート | 30~1時間 |
ラストノート | 3時間以上 |
なぜ時間の経過によって香りが変化するのか、という疑問が湧いてくるかと思いますが、その理由は原料の性質の違いによるものだからです。
香水はいくつもの原料によって構成されています。その揮発度の高いものから香り、徐々に低いものへと変化していきます。
柑橘系などの香りは揮発性が高いです。そのため最初にその香りを感じやすくなっています。
反対に甘い香りは揮発性が低くなっているため、持続性が高く、最後までその香りが残るイメージになっています。
名称 | 匂い方 |
トップノート | 揮発性の高い柑橘系の香料が多く感じられる。 |
ミドルノート | その香水のメインとなる香料を中心に香る。 |
ラストノート | 持続性の高いむずく、パチュリなどが残り香る。 |
香水の正しい付け方
香水は無暗やたらに色々なところにつけたらいいものではありません。
自分に付ける匂いなので、鼻が麻痺してきて、自分が思っている以上に相手に香らせてしまっている場合もあります。
ですので、その香水のいい塩梅の量を付けるように意識しましょう。
そして香水には本来持っている香りをより引き立たせてあげる付け方だったり、付ける場所というのがあります。
前項で説明した通り、香水によって香りの強さであったり、持続時間が全然違うので、そういった点も把握しておきましょう。
香りが長続きする付け方
香水は付け方によって香りが短時間で終わってしまったり、反対に長続きしたりします。
せっかく香水を付けるのであれば、香りが長時間持続した方がいいですよね。
そこで、どの部位にも共通する付け方をご紹介します。
基本的な香水の付け方
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1ボトルから掌や手首にワンプッシュ
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2匂いを潰さないように軽くこすり、もう一方の掌、手首に優しく移す
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3付けたい箇所にトントンと叩きながら香りを移していく
この時、すり潰すようにこすらないよう意識してください。
こするとその摩擦の熱で匂いが飛んでしまい、持続時間が短くなったり、本来の香りが出なくなってしまいます。
温度の低いオーデコロンを使っている方であれば、1~2プッシュでも良いかもしれません。どちらにしろ付けすぎは良くないので、沢山プッシュするのは控えましょう。
香水を付ける場所
香水を付ける場所は、『体温が高いところ』『動きが多いところ』に付けることを意識しましょう。
香水を付ける場所
- 体温が高いところ
- 動きが多いところ
どこに付けるかで香り方も変わってくるので、おすすめの場所とそれぞれの効果を解説していきます。
うなじ、手首
香水を付ける場所としては最も一般的な場所ではないでしょうか。
香りが常に自身の周囲を漂う付け方であり、周りの人にも印象を強く植え付ける事ができます。
またハグなど体を密着する際にはさりげなく香らせる事で、相手に好印象を与えることができます。
ここで1点、男性が耳の後ろに香水を付ける際は注意して頂きたい事があります。
それは、香水の香りが強く匂ってしまう可能性がある点です。
なぜかというと、男性は女性より体温が高い傾向があり、体温が高いと同じ量の香水を付けても比較的強く匂ってしまうのです。
よって男性が香水を耳の後ろに付ける際は、手首や腕など他の部位よりも量を抑えて付けることをおススメします。
また同じ匂いの香水でも、濃度の高いオードパルファム(濃度15%前後)ではなく、比較的濃度の低いオーデコロンやオードトワレに変更するのも良いかもしれません。
ウエスト周辺
やわらかな香りが長時間持続する場所となります。
香水の香りは汗と混じると変化しやすいのですが、ウエスト周りはあまり汗をかかないため、香りの変化が少なくなります。
特に女性と比較して汗の量が多い男性は、ウエスト部分に付けることで汗による香りの変化を最小限に留めることができます。
またウエストに付ける場合、香水はさりげなく香りますので、飲食を伴う席でほのかに香らせたい場合はおすすめの場所です。
ツープッシュくらい付けるのが適切な量でしょう。
ひざの内側、くるぶしなど下半身
香りは下から上へ上がる性質があります。
太ももやひざの内側、くるぶしや足首に香水を付けた場合、歩いたり足を組んだりする度にほのかに香ります。
またウエスト周辺同様に、飲食を伴う場面で付ける場合におすすめです。
耳の後ろや手首程香らず、わざとらしさを感じさせないため、匂いの強い香水を使っている方は太ももやひざの内側など下半身に付けることをおすすめします。
ただ夏や梅雨の時期など高温多湿の発汗しやすい時期には気を付けて付けましょう。
香水NG!付けたらダメな場所やシーン
香水をつけるのNGな場所
香水を付けるおススメの場所を紹介してきましたが、反対におススメできない場所があります。
それは脇の下など、汗をかきやすい場所です。
香水の香りと汗が混じり、不快な匂いを発生させてしまいます。皆さんも汗と香水の混じった不快な匂いを発している人に遭遇したことがあるのではないでしょうか?
またもう1点、避けていただきたい場所があります。
それは、紫外線が当たる場所です。
何故かと言うと、香水と紫外線が化学変化を起こし、肌にシミが残ってしまう可能性があるからです。
特に紫外線の多い時期は十分気を付けましょう。
香水NGなシーン
香水を付けたらマナー違反な場所もあります。
基本的に飲食店は香水を避けた方が良いのですが、特に寿司屋や割烹料理など、日本料理のお店に香水をつけていくのはマナー違反となっています。繊細な日本料理は、その香りも料理を楽しむための一部であることを忘れずにいましょう。
飲食店以外にも、お葬式や病院などの場所もマナー違反となります。香りによって周囲の人が不快に感じることが想定される公共の場では、なるべく使用を控えましょう。
どうしても香りを付けたい場合は、1時間以上前に付ける、下半身に付けるなどあまり匂わないようにつける工夫をしましょう。
そもそも香水は、他の人がいることを意識すれば付けすぎることは無くなります。他の人に良い印象を与える付け方を意識しましょう。
激モテ必死!他人と差を付ける香水の付け方
最後に、知っている人が少ない超おススメの香水の付け方をご紹介します。
この付け方をするだけで、一瞬でライバルに差をつけることができます。
それでは早速ご紹介します。
超おすすめの香水の付け方
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1コットン(ティッシュ)を用意します
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2コットンに香水を2プッシュくらいします
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3香水をつけたコットンを指先や爪の間に付けていく
たったこれだけですが、効果は絶大です。
手は体の中で一番動く部位です。そこに香水を付けることで周囲に良い香りを振りまく事ができ、また手に香水を付けることで自身もその匂いを楽しむことができます。
手先は汗をかきにくいので、汗と香水が混ざることも防げるというメリットもあります。
異性と手を繋ぐ機会があれば、その匂いを手を繋いでいる間に相手に移すこともできます。
匂いはやはり記憶に残ります。「この匂いどこかで匂ったことがあるな・・・」と匂いで情景を思い出させる事ができます。
自分の匂いを相手に付けることによって、自分を思い出させることもできるのです。いわゆる恋愛テクニックのようなものですね。
ぜひ一度試してみて下さい!
おすすめ香水・サービス
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まとめ
どんだけカッコよくても、どんだけ美人でもキレイでも、臭いにおいだけでかなり減点要素になります。
かく言う自分も匂いにはかなり敏感です。
ですので普段匂いや香りを意識していない人は、これをキッカケに意識するようにしてみてください。印象がガラッと変わると思います。
想像してみて下さい、カッコいい人や可愛い人はみんないい匂いがしませんか?
おしゃれに見えるし、第一印象は悪くならないはずです。
あくまで香水は加点要素にすぎませんが、香水を付けている人は意外と少ないので、他人と差別化できるファッションでもあります。
付け方や付ける場所に拘って、趣味やファッションとして香水を嗜んでみて下さい。