みなさんは「シーシャ」というものをご存知でしょうか?
実際に使用したことはないけど、名前を聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。
シーシャを使用したことが無いと言う方の中には、「身体に有害そう」という印象を持っている方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、シーシャは紙たばこと比べるとニコチン量は軽減されているものの、たばこの煙を体内に入れることには変わりないものとなります。
ですので、二十歳未満の使用は禁止されています。
とはいえ、SNS映えすることで若い世代を中心に人気が広がりつつあります。
今回はそのシーシャの基礎的な知識と仕組み、家庭で楽しめるおすすめのシーシャ本体をご紹介します。
Contents
シーシャとは
シーシャは別名「水たばこ」とも呼ばれる嗜好品です。
水たばことも呼ばれる通り、水パイプを通して吸うたばこのことを指します。最近では若い女性なんかもSNSにシーシャを吸う様子を投稿するなど大衆化してきているイメージです。
シーシャは糖蜜に漬けたフレーバーを添加した半ペースト状のたばこ葉を皿の上で燃やし、そのたばこの煙を「水パイプ」という器具でろ過し、水パイプから延びるホースで吸う、というものです。
水に煙をくぐらせるため、たばこよりも味わいが柔らかく、タールやニコチンの含有量も抑えられています。
また紙のたばこと違って、一回の喫煙時間は1時間程度となっています。
そして特徴的なのが、シーシャには吸うその煙に様々な種類のフレーバー(匂い)をプラスできるという点です。
シーシャで使用するたばこの葉には、様々なフレーバーが添加されています。そのため、刺激的のあるスパイシーな味わい、果物をベースとしたフルーティな味わいなど多種多様な風味を楽しむことができます。
シーシャの発症はインドやエジプト、イランなど諸説あります。
呼称は地域によって異なり、中東では「シーシャ」と呼ばれ、シーシャ文化が強いトルコでは「ナルギーレ」、アメリカなど英語圏では「フーカー」と呼ばれています。
シーシャの仕組み
シーシャの基本的な構造は下図をご覧ください。
シーシャはいくつものパーツが組み合わさって成り立っています。そのパーツ一つ一つに呼称があり、重要な役割を担っています。
その中でも基本となる箇所の説明をしていきます。
ボウル
シーシャのフレーバーを詰める部分のことをボウルと呼びます。
ガラスやシリコン、陶器など熱電動しやすい素材が一般的に使用されます。この部分がシーシャのフレバーを直接じっくり加熱していきます。
灰受け皿
アッシュトレイとも呼びます。
灰受け皿は上部に設置した炭から出る灰が机や床に落ちないように受け止める、その名の通りの役割を果たします。
エアーバルブ(逆止弁)
エアーバルブはホースから息を吹き込んだ際にすき間ができ、ボトル内の煙を外に逃がすための役割を持つ部分です。
シーシャのフレーバーが焦げ、喉がイガらんでしまうような煙をボトル外に排出したい際に有用となる部分です。
ボトル
シーシャのフィルターとなる水を貯める部分のことを指します。
このボトルにはフルーツや氷、お酒など様々なものを入れる事ができ、シーシャの味にも影響する重要な部分となっています。
シーシャを吸うために必要なもの
・本体
・シーシャフレバー
・アルミホイル
・トング
・穴あけ道具
・炭
シーシャのセッティング方法
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1ボトルに水を入れる
本体は基本的にガラスや陶器でできたボトル状になっています。ここに水を入れ、煙をろ過することで煙がまろやかになり吸いやすくしています。
まずはこのボトルに水を入れましょう。パイプの先端が2.5~3.5cm程水に浸かる程度が適切な水の量となっています。
水が多すぎると吸いづらくなり、少なすぎるとまろやかさが失われることとなるので、適切な水の量を心掛けましょう。
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2ボトルとパイプボディを接続する
パイプボディと水が入ったボトルを繋ぎます。接続部分がしっかり固定されていないと空気が逃げてしまうので、確認を怠らないようにしましょう。
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3パイプボディとホースをつなぐ
ホールをパイプボディのホース取り付け部分に接続しましょう。
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4灰受け皿の取り付け
パイプボディの上部に灰受け皿を取り付けましょう。
その呼称の通り落ちてくる灰を受け止める役割をします。
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5クレイトップにフレーバーを盛る
クレイトップはフレーバーを乗せるためにお皿状になっています。そこに好みのフレーバーを乗せましょう。
フレーバーはたばこの葉にフレーバーの原料を染み込ませて作られています。そのため、少し湿っています。
クレイトップにセットする際に、しっかりほぐしてあげると空気が通りやすくなります。
フレーバーはいくつか混ぜ合わせることもでき、この段階でブレンドしましょう。混ぜ合わせる種類は2,3種類が一般的となっています。
それ以上ブレンドするとその香りが持つ本来の良さが失われてしますため、適度な種類での配合をおすすめします。
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6アルミホイルを被せて穴を空ける
クレイトップ(フレーバーを盛りつけ済)にアルミホイルを被せましょう。
そして被せたアルミホイルにつまようじなどで何か所か穴をあけましょう。
シーシャはアルミホイルの上から加熱することでフレーバーを蒸らし、香りの高い煙を発生させる仕組みとなっています。
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7パイプボディにセットする
パイプボディの上部にクレイトップをセットしましょう。
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8炭に着火
炭に着火しましょう。
炭の着火は専用バーナーの使用をおすすめします。
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9アルミホイルの上に炭を乗せます
最後に火の着いた炭をアルミホイルの上に乗せ、10~15分程フレーバーを蒸らしたら準備は完了です。
ちなみに今回は直接アルミホイルの上に炭を置く「直置き」について説明しましたが、火力を調整しやすくするためのヒートマネジメントシステムを使用する例もあります。
フレーバーに熱が伝わると煙が出てくるようになります。
ホースから大きく吸い込む事でフレーバーから蒸発した水分がトップからボディを通ります。
そしてボトルにある水を通ってボトルの上部に煙が溜まっていきます。それをさらに吸い込むことでホースを通り、シーシャの煙を吸い込むことができます。
最初は煙が出づらいですが、時間の経過とともに火力が増し、煙が出てくるようになります。
火力の調整や炭の交換も、慣れれば簡単に行うことができるようになりますので心配不要です。
シーシャを選ぼう
そもそもシーシャ本体は基本的に高価です。
多くのメーカーがそれぞれ独自のデザインで発売していますので、目的や使用するシーンに合わせて購入を検討しましょう。
今回は予算や用途別におすすめのシーシャ本体をご紹介したいと思います。
予算別おすすめシーシャ
Oduman N4 Midi
視覚的にも映えるLEDライトが付属してこの値段。
持ち運び用のトラベルバッグが付属されており、汚れにくくガラス製の本体をしっかり守ってくれます。
バッグには本体セットの他、ボウルやヒートマネジメントも丸ごと収納可能となっています。
SHISHABUCKS CloudMini
他のものと比較して煙の量が多く、しっかりとした味が出るのが特徴です。
40cm程のデスクサイズで持ち運びも楽々です。
お湯と石鹸で洗うことができ、お手入れも簡単です。
キャンプや外出先で使いたい人におすすめシーシャ
Nomad Quantum
“Quantum “はコンパクトで自宅シーシャや旅行先での使用にも適しています。
持ち運びに便利なのはもちろん、5種類の豊富なカラーバリエーションがあり、あなたの個性を演出する手助けをしてくれるでしょう。
価格も比較的リーズナブルで、コンパクトでデザイン性を求める方には特におすすめです。
ODUMAN N2 TRAVEL HOOKAH
「TRAVEL」という名の通り、キャンプはもちろんどこへでも持ち運べる手のひらサイズのシーシャです。
ディフューザーも付属されているので、優しく滑らかな吸い心地を楽しむ事ができます。
専用ケースもついていますので、ガラス製のシーシャを安心して持ち運ぶことができます。
まさにキャンプやアウトドアで使用するために作られたような製品となっています。
これで1段階上のキャンプを楽しむことができるでしょう。
シーシャと一緒にキャンプを始めたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
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自宅でクオリティの高いシーシャを
SHISHABUCKS CloudONE
約70cm程でしっかりとした煙と味が再現されます。
この製品の特長として、冷水を入れるための開口部がかなり広くなっており、準備する際の取り扱いがとてもよくなっています。
製品のデザイン性もスタイリッシュで洗練されています。
Shi Caver MINI GUN
自宅でもシーシャをしっかり楽しみたい場合「Shi Caver MINI GUN」はおすすめです。
ロシア製のシーシャで、値段が高い分そのスペックはかなり高いです。
モテること間違いなし。
本体以外のおすすめパーツ
これまでシーシャ本体をご紹介してきましたが、個人でシーシャを楽しむ場合、シーシャ本体以外にもそろえるべきパーツがあります。
本体以外に揃えるべきパーツ
- フレーバー
- ボウル
- ヒートマネジメントシステム
- 炭
- トング(炭を移動する用)
フレーバー
フレーバーはシーシャで吸うたばこの葉のことを指します。
多種多様な味とたばこの葉がミックスされて販売されています。
またフレーバー同士をミックスして楽しむことも可能です。
いくつかの味を購入し、ミックスして好みの味を見つけるのも一つの楽しみです。
ボウル
ボウルはフレーバーを乗せてシーシャ本体の先端に装着するものを指します。
多くのデザインのものが販売されており、シーシャ本体のデザインと合わせて個性を演出しやすい部分となります。
自分の気に入るものを見つける過程も楽しいですよ。
ヒートマネジメントシステム
ヒートマネジメントシステムは自宅でシーシャを嗜む上で必ず必要となるものではないのですが、あればかなり便利となるアイテムです。
シーシャの味を調整するためには、通常こまめに炭の量を調整する必要があるのですが、ヒートマネジメントシステムをボウルの上に装着することで、蓋の開閉だけでフレーバーへ伝導する熱の量を調整することが可能となります。
例えばお店でシーシャを楽しむ場合は、店員さんがこまめに炭の量を調整してくれますが、自宅でシーシャを楽しむ場合はそれができません。
自分で調整しなければならない際に、手軽にシーシャの味を調整することが可能となるので、自宅でシーシャを楽しむ人は持っておいた方が良いアイテムになります。
炭
炭はボウルの上に乗せてフレーバーを蒸らすために必要なアイテムとなります。
シーシャは炭を燃やしてしっかりとフレーバーに熱を与えることによって、煙を楽しむ仕組みとなっています。
ホームセンターなどで販売されているような炭でも利用可能ですが、シーシャ用の炭は丁度いい細かいサイズにカットされており、燃え方もシーシャに適した燃え方をするので、シーシャ用の炭を購入することをおすすめします。
おすすめセレクトショップ
最後におすすめのシーシャ用品を販売しているセレクトショップ「SHISHA-WITH」をご紹介します。
SHISHA-WITHは横浜エリアで人気のシーシャ店「はなれ」監修のもと、本当におすすめできるシーシャ用品を数多く取り扱っているシーシャ専門のセレクトショップです。
シーシャを中心に友人や恋人との時間を楽しんでほしいという想いをこめて「SHISHA-WITH」というブランドを立ち上げたとか。
お気に入りのアイテムがないかぜひ一度覗いてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
シーシャは仕組みをしっかり理解すれば、家庭でも簡単に始められるものです。
部屋にあるだけでインテリアの役割を果たし、オシャレな空間を演出できます。
一つ注意点としては、炭を扱うので火の処理はしっかり怠らないようにしましょう。
友人はシーシャの炭を床に落とし、床を焦がしてしまいました。(笑)
あなたも明日からシーシャライフを!